「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか (講談社文庫)
によって 石飛 幸三
3.5 5つ星のうち(94人の読者)
「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか (講談社文庫) pdf無料ダウンロード - 内容紹介 食べられなくなった超高齢者に対し行われている「胃ろう」と多量の栄養点滴投与は、肺炎を誘発し苦痛を与えるだけである。死への準備をしている体にはそれにふさわしい栄養と水分があれば十分だからだ。待機者が常に数百人という特養の常勤医が提言する安らかな死の迎え方は、読む人すべてに熟考を促す。聖路加国際病院名誉院長 日野原重明氏推薦。(講談社文庫)延命治療の限界と、人としての安らかな最期を考える。特別養護老人ホームの常勤配置医が介護現場の最前線から初めて提言し、刊行以来大反響を呼んだベストセラー、待ちに待った文庫化!食べられなくなった超高齢者に対し行われている「胃ろう」と多量の栄養点滴投与は、肺炎を誘発し苦痛を与えるだけである。死への準備をしている体にはそれにふさわしい栄養と水分があれば十分だからだ。待機者が常に数百人という特養の常勤医が提言する安らかな死の迎え方は、読む人すべてに熟考を促す。 内容(「BOOK」データベースより) 食べられなくなった超高齢者に対し行われている「胃ろう」と多量の栄養点滴投与は、肺炎を誘発し苦痛を与えるだけである。死への準備をしている体にはそれにふさわしい栄養と水分があれば十分だからだ。待機者が常に数百人という特養の常勤医が提言する安らかな死の迎え方は、読む人すべてに熟考を促す。 商品の説明をすべて表示する
「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか (講談社文庫)の詳細
本のタイトル
「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか (講談社文庫)
作者
石飛 幸三
ISBN-10
406277464X
発売日
2013/2/15
カテゴリ
本
ファイルサイズ
27.48 (現在のサーバー速度は19.66 Mbpsです
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先日、父を91才で見送りました。春先から食欲不振を訴えていたのですが、今年の夏が異常に暑かったため、てっきり「夏バテ」だとばかり思っていました。しかしあまりにも、痩せ方がひどいため、精密検査をしたところ持病の肺気腫が進んでいることと同時に極端に肺が弱っていることが判明。お医者さんいわく、それとは別に癌の疑いもあるとのことで、PET検査を受けてみると、すい臓がんが判明。8月半ばまでは細い食欲ながらも通常の生活ができていたのですが、8月末に胸の苦しさを訴えて入院。それから本当に急な坂道を転がるように病状が悪化。2か月ほどで見送ることになりました。最後まで、意識もありましたので父とはギリギリまで話をすることが出来ました。肺の状態も極めて悪い中、癌が転移しながら病状が日々悪化。医者からは面談の度に余命が短くなっていくことを伝えられていました。以前から父からは「食べられなくなったら人間終わりだ」とか「何も延命治療はしないでくれ」と言われてはいました。が、実際、その立場になってみると何もしないことに対して逡巡する気持ちがあるのも事実です。やはり、父には一日でも長く生きてほしい。だけど、延命治療を施して不自然な「生」のままでいいのか、、、。そんな中で、本書を読んでいたおかげで、如何に最後まで人間としての尊厳を保ちながら最後を迎えさせてやることが出来るかを考えていましたので、アタフタすることなく緩和ケア病棟で自然に近い形で最期を迎えることが出来たものと思っています。弱った身体にチューブや数多くの計器コードも繋がれてなく、胃婁などの不自然な栄養投与もなく、看護師さんたちの献身的な治療や看護のおかげで、きれいな身体のまま、穏やかに眠っている中で自然に最後の息を引き取りました。本当に、最後は食はおろか、水までも欲しがらなくなるのですね。まさに本書に記載されているような自然な死でした。お医者さんや看護師さんも自然な死が本人にとっても楽なのだ、ということをおっしゃっていましたし、本書を読んでいたおかげで、最後を迎えようとする父にあえて何もしないことへの納得がありました。もし、この本を読んでなければ、最後にいろいろと迷ったことと思います。高齢の身内がいらっしゃる方や、自分自身の最後、もっと言えば人の尊厳ある死とはどうあるべきなのか,を考える上でとても参考になる本です。この本が書かれてから、だいぶ時間(8年以上)がたっています。本書が上梓された当時よりも平穏死に対する理解がより進んでいますし、受け入れ施設の整備や医療の側、受け入れる側の考えも変わってきています。石飛先生にはぜひ、本書改訂版を出していただきたいと希望します。
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