弟の夫 : 1 (アクションコミックス)本無料ダウンロードpdf

弟の夫 : 1 (アクションコミックス)

によって 田亀源五郎


3.6 5つ星のうち(101人の読者)

弟の夫 : 1 (アクションコミックス)本無料ダウンロードpdf - ゲイアートの巨匠、田亀源五郎、初の一般誌連載作品。弥一と夏菜、父娘二人暮らしの家に、マイクと名乗る男がカナダからやって来た。マイクは、弥一の双子の弟の結婚相手だった。「パパに双子の弟がいたの?」「男同士で結婚って出来るの?」。幼い夏菜は突如現れたカナダ人の“おじさん”に大興奮。弥一と、“弟の夫”マイクの物語が始まる――。

弟の夫 : 1 (アクションコミックス)の詳細

本のタイトル
弟の夫 : 1 (アクションコミックス)
作者
田亀源五郎
カテゴリ
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以下は 弟の夫 : 1 (アクションコミックス) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
何らかの差別について扱うストーリーは大抵「被害者視点」で描かれている。すなわち、主人公=差別される側=被害者。他の登場人物は、主人公の「味方」と「敵」に分類出来る。「敵」に差別されて、主人公が傷つき、それでも戦っていく──という図式。主張していることに間違いはないのだが、時として、・読者の大半と思われる「普通の人(LGBTじゃない人、人種差別の対象にならない人、健常者、etc)」を無神経、無知、加害者予備軍として捉えているように読める・腫れ物に触るようにセンシティブで、ちょっとした言葉尻にも過剰に反応し、ほら差別だ、ほら上から目線だ、と、正直、こちらが「それだったら最初から関わりたくない」と思われるような描き方がされる・啓蒙思想が強過ぎて、ストーリーを読んでいるのか、啓蒙書を読まされているのか分からなくなることがあるように思える。「弟の夫」は珍しく、被害者視点ではない。同性愛者・同性結婚に関して差別・迫害視はいけない、権利を認めよう・・・という社会的な情勢は理解しつつも、実際に弟の夫であるゲイのマイクを目の当たりにして、「常識・知識」と「実際」のギャップに戸惑う主人公の視点で描かれている。つまり、おそらく読み手の大半であろう「普通の人」視点。否定するつもりは全くないのだが、何の引っ掛かりもなくスルリと受け入れれるかと言われると、それも違う、という主人公は非常に「普通」だ。そこが面白い。また、最終巻までを通じて、こういうストーリーにありがちな、被害者(=主人公)vs加害者、被害者は被害に負けずに力強く生きて行く・・・という図式は出て来ない。誤解めいたこと、納得行かないこと程度は出て来るが、ゲイのマイクが露骨な差別や攻撃にあうエピソードはない。日常的なちょっとした想いの交錯を通じて、考えさせられる、気づかされる・・・同性愛、差別、結婚、離婚、家族、兄弟、教育・・・とかなり多くの視点を含むのに、押しつけがましくなく、過激なエピソードもなく、淡々と暖かく描けているのは素晴らしいと思う。

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