いまさら聞けない生薬・漢方薬

いまさら聞けない生薬・漢方薬の詳細

生薬や漢方薬にまつわる法的な位置関係、自然環境など、様々な角度から語ったもの。タイトルの“いまさら聞けない”というのはちょっと大げさな感じもするし、ちょっと本書の内容とはニュアンスが違うかなとは思うけれど、それを差し引いても、読みやすく、いい内容だったと思う。もともと雑誌のコラムに書かれいたものを基にしているだけに、一つ一つの内容が簡潔にまとまっているのも読みやすくてよかった。特に個人的には、副作用の所はとても参考になりました。ただ、生薬や漢方薬について、もう少しその薬効や豆知識などを知りたかったのですが、そういった内容はほぼないに等しく、自分の購入動機はあまり満たされなかったかなと思います。正直読み始めは“あ、タイトルに騙された！”と思ったりもしましたが、読み進めていくうちに、これはこれで必要な知識だったと納得がいき、読みやすい点など、☆５つの価値は十分あると思います。生薬や漢方薬そのものについてのお話しと言うよりは、その周辺にまつわるお話しが中心ですので、特に薬効などを知りたい方にとっては無駄足になると思いますので、購入は慎重にされて下さい。