ポケット版 東京超詳細地図

ポケット版 東京超詳細地図の詳細

文庫サイズの1:12500メッシュ式地図ですが、詳しさは他社の「大きな字の」などと書かれているA5サイズの1:10000地図と変わりありません。ほぼ全ての番地、車が通れない路地まで掲載されています（東京地図では、車が通れる道しか載っていないようなものは使い物になりません）。字の大きさよりもコンパクトさを重視した地図です。各ページ当たりの収録エリアも他社A4程度のサイズの1:10000地図とあまり変わらず、文庫サイズの割に広範囲が見やすいです。（近ごろ「字が大きい」地図ばかり氾濫していますが、字の大きさのために地図の詳しさ、コンパクトさが犠牲にされているのは、大変迷惑です。出版業界が年寄りに媚びるのは程々にしてもらいたい）すでに多くのレビューがありますが、大変見やすい構成で、同じ町名でも丁目により色分けするなど、工夫も感じられます。ただ区・番地などの表記がやや大きく、下にある道などが潰れている所が散見されるのが欠点でしょうか。字が小さい割には見やすさの工夫がされていますが、これで見づらい方にはハンディ版をお勧めします。なお、『ハンディ版 東京超詳細地図』 は、この本を拡大して読みやすくしたもので、内容は全く同じです。小さい字が苦手の方でなければポケット版をおすすめします。2012.2.8追記すでに2012年版が出ています（奥付刊行日2012/3/1）。他にも指摘がありますが、多摩地区1:62500がなくなり、その代わりに新宿、渋谷など繁華街の1:6250図が収録されました。旧版464ページから400ページに減っています。値も800から714に下がっていますし、軽くなったとも言えるので、旧版とは一長一短です。個人的には多摩広域は大雑把すぎるので、必要ないかなと思います。帰宅支援対象道路マップも1ページ収録。