人工知能と経済
によって 山本 勲
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無料ダウンロード人工知能と経済 pdf - 内容紹介 人工知能は経済をいかに変容させるのか。歴史や理論、データに基づいた客観的なエビデンスを踏まえて、学術的な議論を展開する。経済学の多様なフィールド(マクロ経済、労働、教育、金融、交通、生産性、物価、再配分、歴史)を取り上げ、過去から最新の技術進歩のエピソードや研究動向を整理し、さまざまな知見をもとに今後の技術進歩の社会経済に与える影響や留意点、政策含意を検討する。現在の経済学研究の到達点を示す「学術書」。 内容(「BOOK」データベースより) 人工知能は経済をいかに変容させるのか。歴史や理論、データに基づいた客観的なエビデンスを踏まえて、学術的な議論を展開する。 著者について 山本 勲(やまもと いさむ) 慶應義塾大学商学部教授, パネルデータ設計・解析センター長. ブラウン大学経済学部大学院博士課程修了(経済学博士), 日本銀行(1995~2007年)などを経て現職. 専門は労働経済学. 主な著作として『労働時間の経済分析:超高齢社会の働き方を展望する』(共著, 日本経済新聞出版社, 2014年, 第57回日経・経済図書文化賞受賞), 『実証分析のための計量経済学:正しい手法と結果の読み方』(中央経済社, 2015年). 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 山本/勲 慶應義塾大学商学部教授、パネルデータ設計・解析センター長。ブラウン大学経済学部大学院博士課程修了(経済学博士)、日本銀行(1995~2007年)などを経て現職。専門は労働経済学。主な著作として『労働時間の経済分析:超高齢社会の働き方を展望する』(共著、日本経済新聞出版社、2014年、第57回日経・経済図書文化賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
人工知能と経済の詳細
本のタイトル
人工知能と経済
作者
山本 勲
ISBN-10
4326504625
発売日
2019/8/31
カテゴリ
本
ファイル名
ファイルサイズ
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以下は、人工知能と経済に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
タイトル通りで、AIを巡る問題を経済学的観点から書いた本で、いろいろな人の小論を持ち寄った論集となっている。テーマは、マクロ経済、労働、教育、金融、交通、生産性、物価、再分配、歴史である。小論で個々のテーマの紙面が短いからもあるが、全体としてはそこまで響かない話が多かった。数式を用いたモデルを持ち出す議論もあったが、結論を見る限りデータからほぼ直接見て取れるであろうことをわざわざ迂遠にやり直しているだけで、無駄に数理っぽさを出そうとしているだけに見えた。「AIが仕事を奪う」的な話が人工知能と経済の話では恐らく注目される論点だが、AI脅威論への批判(主観的な予測が入り込んでいる)はまあ妥当として、結局データがあまりないので筆者自身の論もあまり擁護できる論拠を出せているわけではなく、脅威論とどっこいになっている印象である。自動運転に対するアンケートの結果をひたすら並べて解説したり、「大自動化論争」の各論者の言い分をひたすら並べたりしているようなものもあり、「そこから何を引き出したのか」が欠けている論考が多いと感じた。(あと内容とは直接関係しないが、単に人間と人工知能のどちらがその仕事が優位(効率的にできるか)を言いたいだけなのに、誤って「比較優位」と書いている論考が複数あり、著者らの経済用語の基礎的な理解を怪しく感じさせらえるところもあった)AIは緩やかな浸透であればむしろ労働者の負担を減らす役割がある、という、考えてみれば当然ながら重要な指摘などもあったが、全体としてはまだきちんとした研究結果が出ている状況ではないのかなと思った。重要なテーマではあると思うので、もう少し深めて、上手に書いてもらえるといいなと思う。
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